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K2システムから生産される新炭について
K2薪炭は、多種産業分野より排出される可燃性廃棄物の全般を炭化原料として利用します。これほどSDGsに最適な装置はありません。
例えば現在、食品残渣(おから、ビールカス、コーヒーカス等)や間伐材、製材くず、モミガラ等のほとんどの物が有効に利用される事も無く廃棄処分されております。
これらの未利用資源に無機天然材をコーティングし開放型自然燃焼装置にて炭化し有資源化したものが(K2薪炭)です。
開発の背景
地球の温暖化・酸性雨・大気汚染・水質汚濁・砂漠化・環境ホルモン・・
様々な環境破壊が世界各地で問題になっております。
国際的には、地球環境保全の為の積極的な取り組みが本格化しつつあります。日本国内においても、国家・政府レベルでは環境基本法、容器包装リサイクル法の施行、環境基本計画の策定が行われ、企業レベルではISO14000の認証取得が広がるなど環境問題に総合的に対処するための基本枠組みが整えられようとしています。しかしながら、一般廃棄物・産業廃棄物を問わず、いわゆるゴミ問題の解決策が定まらないままの状態で移行しつつある事は重大な問題であると思われます。
基本的には大量生産・大量消費が大量破棄を招いており、その社会産業構造の変革が急務である事は明白でありますが、その為には(リサイクル)(エコロジー)(省エネルギー)といった言葉に代表される価値観と変革意識を持った生産活動産業活動と共に、環境に対して負荷の少ない廃棄物処理を考えていかなければこの問題の解決策にはならないとも考えております。
今回、可燃性廃棄物を(未利用資源)と捉え、より効率的なプロセスで有価物に変える技術として、(K2炭化システム)と(K2新炭)を完成致しました。
このシステムは、廃棄物を原料とするという意味での単なるリサイクルシステムではなく、生み出される炭化物そのものが様々な特性を持つ新素材であり、製造工程での環境負荷も極めて小さいという理想的なシステムです。
K2新炭の特徴
- 炭と陶製物の中間複合物である。
- 超軽量(比重0.15程度)多孔質である。
- 各種ガス、臭気の吸着性に優れている。
- 湿気を吸排出し、調湿材として最適である。
- 微生物の培地として優れた性質を示し、発酵促進資材として優れた性質を持つ。
- シリカ、アルミナを大量に含み、土壌改良資材として優れている。
- 遠赤外線の放射率が高い。
- 陶質コーティングされており超難燃性で建材用途にも最適、別紹介の液体固化剤を添加する事により容易に固化形成が可能。
稼働動画はこちらです。

K2 炭化システム(有機物熱分解装置)樹木・一般家庭ゴミ・プラスチック・タイヤ・汚泥などの有機物を短時間(約20分)で炭化します。含水率90%でもOKです。これも一つのSDGsです。
